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ストレージはNFSを使うのでNFSサーバーの設定をおこない、CloudStackが自動的に起動するシステムVMのイメージをストレージに展開します。
ストレージ設定 (NFS)
まずはNFSサーバーのパッケージをインストール。
$ sudo apt install nfs-kernel-server
インストールできたらNFSとして公開するディレクトリを作成し、exportsファイルを編集します。
$ sudo mkdir -p /mnt/pool00/primary /mnt/pool01/primary /mnt/pool01/secondary
$ sudo vi /etc/exports
exportsに下記を追記します。
/mnt/pool00 *(rw,async,no_root_squash,no_subtree_check)
/mnt/pool01 *(rw,async,no_root_squash,no_subtree_check)
pool00はプライマリストレージ(SSD)として、pool01はプライマリ(HDD)とセカンダリストレージとして利用する予定です。
保存後できたらNFS設定読み込みなおします。
$ sudo exportfs -a
次に、NFSポート番号を固定化するためにnfs.confファイルを編集します。
$ sudo vi /etc/nfs.conf
nfsファイルのコメントアウトを解除してこんな感じに編集します。
[lockd] port=32803 udp-port=32769 [mountd] port=892 [statd] port=662 outgoing-port=2020
保存したら、下のコマンドで各種ポート番号を設定します。
$ sudo sed -i -e 's/^RPCMOUNTDOPTS="--manage-gids"$/RPCMOUNTDOPTS="-p 892 --manage-gids"/g' /etc/default/nfs-kernel-server
$ sudo sed -i -e 's/^STATDOPTS=$/STATDOPTS="--port 662 --outgoing-port 2020"/g' /etc/default/nfs-common
$ sudo echo "NEED_STATD=yes" | sudo tee /etc/default/nfs-common
最後にidmapd.conを編集してドメインを設定します。
$ sudo vi /etc/idmapd.conf
下のようにドメインを設定します。
Domain = ntlscd.priv
NFSを再起動してストレージ設定は完了です。
$ sudo systemctl restart nfs-kernel-server
$ sudo reboot
システムVMイメージ(テンプレート)をインストール
インストール先はセカンダリストレージの /srv/pool01/secondary にします。
これはNFS経由でインストールするので、pool01のsecondaryディレクトリをマウントして作業を進めます。
$ sudo mkdir -p /mnt/secondary
$ sudo mount -t nfs 192.168.1.16:/mnt/pool01/secondary /mnt/secondary
マウントしたらイメージをインストール。
$ sudo /usr/share/cloudstack-common/scripts/storage/secondary/cloud-install-sys-tmplt -m /mnt/secondary -u http://download.cloudstack.org/systemvm/4.18/systemvmtemplate-4.18.0-kvm.qcow2.bz2 -h kvm -F
しばらく時間がかかります。
終わったら、作業用にマウントしたNFSをアンマウントしてディレクトリも削除します。
$ sudo umount /mnt/secondary
$ sudo rmdir /mnt/secondary
ストレージとシステムVMイメージの設定はこんな感じ。
次はエージェント(KVMホスト)の設定ですな。
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